キャラクター雑感
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ゲーム等で気に入ったキャラについての思うままの
駄文です。気が向けば男女問わず書く予定。

  • 恋風1〜4巻吉田 基已 (著)イブニングKC 解説 イブニング連載の感想
    シスプリが巻き起こしたおそらく第二次の「妹」ブームの中の最も出来がよい漫画。アニメはだめでした。
    現在連載中の本編を読む限りでは、「妹」ブームの終焉を意味するマンガかもしれません。
    10年振りに出会った兄妹、耕四郎と七夏のものすごく切ない恋物語。

    「失恋したあげく、慰めてくれた見知らぬ少女の前でみっともなく耕四郎は泣いてしまう。
    その時の少女こそが、10年前両親の離婚によって生き別れた妹『七夏(なのか)』だった。

    突然、妹ができたというのはよくある設定、が実兄妹の恋愛を正面からテーマにしてるのは、大英断。
    耕四郎が27才、七夏が16才ぐらいと10才以上歳が離れているため、ゲーム的ではありませんが、
    実の兄妹の揺れ動く恋心がものすごく丁寧に、綺麗に、そして息苦しくなるくらいに描かれています。
    兄妹がお互いを好きになってしまったが故の楽しさ、切なさ、そして苦しさがこれでもかというぐらいに、
    描写されていて、毎回読んでいてドキドキするというより、胸が苦しくなるというのが正直な感想。
    自分も血縁者の従妹に恋心抱いていた時期(失恋しました(泣))があったので、余計に・・。
    イブニングでは、それなりの決着が付きましたが、一年後の七夏視点で連載再開中。でも展開は厳しい。
    本当は一年前の時点で終わった方が綺麗。というより作者もそれを望んでいたのでは・・
    経験者の意見としては、血縁の壁は越すべきではないというのが、やはり正しい道・・
    恋風の欠点としては、七夏×耕四郎を理解する人物が現時点では皆無。それが普通なんだけど。
    聖戦の系譜(大沢美月さんの漫画版)や後述の花暦ではそれでも理解者がいてくれましたが、
    恋風では、千鳥さんが新展開で辛辣な言葉を吐いたように、作品として二人を追い込むのが…。
    (でもイブニングでの本当のお目当ては運王(1)片山 まさゆき(著)イブニングKCだったりします)
    ちなみに、上記の運王を読もうと思うと、勘違いして恋風の号の時多いです。せっかく満月大運王に
    なったのに。ゲッツーとの対決楽しみにしていたのになあ。おわっちゃいました。
    耕四郎は頼りない兄だけど、七夏ちゃんは野暮ったいけど可愛い妹なので、
    妹属性(でいいのかな?)の人なら絶対気に入ると思います。
    ただし、↓で紹介している館野成美ちゃんや桜庭絵里花ちゃんとは違い、作品の中で「妹」としてしか、
    描かれていないので、小日向七夏としての魅力が決定的に欠けているのが残念。

    本編連載では、ヒロイン耕四郎で話が進行しています。アニメは無念。無念。
    http://kame.tadaima.com/kigyuu/koikaze.htmlのサーバが消滅したため過去ログありせん。無念。
    現連載は、二人の関係だけに焦点があっているため、作品がせまいのが残念。お勧めは3巻まで?

    ここからはアニメに対しての感想。はっきりいうなら見なくて良かったと思っています。
    見る事はできなかったのですが、感想系チェックしてみると後半は原作を全く無視。ひどすぎです。
    恋風の醍醐味は兄妹が報われない恋心を抱きながらの日々を、丁寧に描写することにあるのに、
    誰が一線を越せといったああああああああ!!!!!
    前述しているように、経験者なので、そんな人たちの気持ちも踏みにじっています。
    そんな展開なら現実にたくさん知っていて、そしてつまらないからこそ、恋風に期待したのに。
    原作はうまく消化してくれそうですが、アニメここまでとは。なぜこんなことになったのか。
    せっかく『恋人以上に大切な兄妹』になると思っていたのに、果てしなく無念です。
    大好きな気持ちと大切な気持ちは似ているようで違って、だからこそ『大切な兄妹』に価値がある、
    と自分はその答えを見つけ出したのに、アニメはとても安っぽい恋愛ものになったのが不服です。
    結局一線こすなら、兄妹である必要まったくありません。たくっスタッフは兄妹を何だと思っているのか。

    ここからはイブニング連載の感想です。
    6月22日(火)発売号より。月曜日に読んでいます。
    第31話 夏のおわり(BGMはもちろん、森山直太郎さんの「夏のおわり」のイメージです)
    な〜つのお〜わ〜り〜♪と歌声が誌面から聞こえてきそうな今話。お参りのシーンがキレイでした。
    アニメとは全く違い、七夏を本当に『大切に』おもうからこそ、一線を越すことなど、できないふたり。
    作者の吉田基巳さんよく頑張りました!!!!そう、だからこそ『兄妹』である意味があるのです。
    アニメは全くその点をわかっていなかったようだけど、もうなくなってしまった過去ログや↑に書いた、
    『大好きという気持ちから、本当にお互いを大切に思う兄妹』への展開を、原作は期待できそうです。
    妹萌えな人たちはどう思うかはわかりませんが、今週の耕四郎は、本当にいいおにいちゃん。
    経験者視点でみているせいか、台詞や七夏ちゃんをみているシーンや絵がなんだか今までと違い、
    男性としてではなく、『大切な妹を見守る兄』にしか見えませんでした。女性ファンいるのも納得。
    だからこそ、海辺での七夏ちゃんとの会話(うろ覚えなので、要約しています)
    七夏『今度うまれかわったら、おにいちゃんの妹じゃない女の子になる。その時はおヨメさんにしてね。』
    耕四郎の独白『七夏はかわいそうだな。こんなオレを好きになって本当にかわいそうだな。』
    が切なくて、切なくて。アニメは問題外でしたが、原作のふたりは幸せになってほしいとおもいます。
    だからこそ、バスに乗り合わせた老婦人もニコニコと見守っていたのでしょうね。
    吉田基巳さんは、カップルとして見られていると描いているのかもしれませんが、筆者としては、
    この老婦人は、『仲の良い兄妹って微笑ましい』とおもってみかんをくれたと思っています。
    実際仲の良い兄妹をみていると、恋人同士とは違う『お互いを大切に思っている気持ち』
    がいい雰囲気で、ああ兄妹っていいんだなって思うんですよ。うまくいえませんが。
    自分も従妹に恋心を抱いていた時に、そんな気持ちで、だからこそ一線こすことなどできませんでした。
    これでこのふたりが『私、おにいちゃんの妹でよかった』『うん、いつまでもオレの妹でいてほしい』
    とシスプリ2可憐血縁EDのようなおわりになるのなら、すごく嬉しいのですが。耕四郎はともかく、
    七夏ちゃんは『好きになった人がおにいちゃん』じゃ絶対なくて『おにいちゃんだから好きになった』、
    としかTSは考えていませんので。あとは、想いのこもった『別れ』をどう描いてくれるかですね。
    そう風の丘公園にてのような、お互いを大切に思う気持ちがあるからこその別れを。期待しています。

  • 最強の妹?!
    ツインズストーリー館野成美ちゃん。恋愛対象にならない妹ではおそらく最強!(TS的に)
    もしあなたが双子だったら?とびきり可愛くて、ちょっぴり生意気な妹がいたら?
    と始まるこのゲームの双子の妹なんだけど、もうとにかく徹底的に妹として魅力的に描かれています。
    双子なので、普段は主人公の事を呼び捨て、または「あんた」と呼ぶのも妹キャラとしては新鮮。
    逆に「お・に・い・ちゃん」と呼ぶときは下心ありありの時だったりするのが、またいいです。
    厳密にいえば攻略対象ではないですが、兄妹のような友達のような、自分の半身とも思える双子、
    でも身近な異性… そんな微妙な関係が爽やかに描かれています。妙に媚びていないのも、
    自然でいい感じです。毎朝の寝起き攻防戦(枕投げてきたりします)なんかもう楽しすぎです。
    C.V.の野上ゆかなさん(現ゆかなさん)の演技もとてものびのびとして明るく、聞いていて楽しいです。
    ただしお兄ちゃんべったりってタイプじゃないので『妹萌え』な人向きキャラではありません。
    とにかく、気のおけない双子の兄妹ならではの会話やイベントに、ブラコンやシスコンではない、
    「お互いを凄く大切に思ってる」って雰囲気が良く出ている微笑ましいゲームです。
    但し成美ちゃん以外の女性キャラがちょっと弱いのがゲームとしての難点かな?
    「可愛くて」「ちょっぴり生意気」(ここが重要!)で、もう自分としてはノックアウト!
    恋愛対象になることがないというのもすごいツボ。バッドエンドとして成美ちゃんエンドがあるんですが、
    全然悔しくなくて、一種トゥルーED?と満足感を覚えるくらいです。(これで成美ちゃんに転んだ人多数)
    いい意味で自我が強く、妹萌えといった感じの女の子では全くありませんが、そんな所も含めて、
    あくまで妹として、そして館野成美ちゃんとして魅力的に描かれているのがとてもお気に入りです。

  • 絵里花(PCソフト「花暦」サイクより)
    年令制限ありのPCゲームが大の苦手のTSが、ものすごく気に入り尚且つ妹属性に目覚めた女の子。
    あまりのお話の出来の良さに全年令版を買いなおしたほど気にいっています。リンクは全年令版。
    もともと、どこかで体験版をDLしたのがきっかけで「花暦」を知ったのですが、すごくお話がいいです。
    内容は、シムシティなどから始まった箱庭型シミュレーションで、主人公が祖父に代わり荒れ放題だった
    花園を手入れしていくという内容のガーデニングシミュレーションでこの部分だけでも楽しめます。
    また、シナリオも「出会い、別れ、優しさ、安らぎ、友情、想い」など普遍的でありながら、
    心に染みるテーマを大事に描いていて、物語としても、とてもとてもお勧めです。泣けます。
    登場人物のひとりに「絵里花」という妹の女の子がいるんですが、もうこの子がとにかく可愛い♪
    健気、お兄ちゃんっ子、甘えん坊で兄への秘めたる思いを隠している、という完璧直球ど真ん中!
    シナリオとしては、サブヒロインですが、サイクの人気投票では、ヒロインのアルメリアを差し置き
    あわや1位?(実際は2位で決着)になりかけたぐらいユーザーの人気がありました。
    シナリオのネタバレになるのであまり書けませんが、ミントシナリオルートでの絵里花ちゃんが、
    もうとにかく健気で切なくて、ギュッと抱きしめたくなるくらい。絵里花ルートも切ないです。
    以下はネタバレなので、興味のある方は反転してどうぞ。
    「私だって、お兄ちゃんのこと分かんないことたくさんあるよ。でも、分かりたいもん。」
    「だから、一生懸命お兄ちゃんのこと見てるんだもん!それだけは、 絶対負けないもん!!」
    ミントシナリオの絵里花の台詞ですが、こんなコト言われたら妹属性じゃなくてもオチます。
    続く直樹の台詞もいいんですよ。ミントシナリオできがいいのですが、この台詞と後の行動のおかげで、
    実質ヒロインが絵里花になっています。実際ミントシナリオから絵里花に転んだ人も。健気だ〜って。

    システム的にはガーデニング部分が全く関与していない為、サブシナリオとなっていますが、
    ミント&絵里花ルートをミックスした、絵里花メインヒロインルートがあればよかったなあ。
    せっかく春、夏、秋のヒロインが揃っているので、シナリオ的に冬の花も育てたかったです。
    3〜4年前の少し古めのPCゲームですが、興味のある方はプレイされてみてはいかがでしょうか?
    お話がファンタジーなので出来れば全年令版「花暦」をお勧めします。登場人物も皆魅力的♪

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